出産後の舞台復帰!『デマゴギージャズ』に挑む私の思い
2025年に上演する、MONO第52回公演『デマゴギージャズ』の公演概要が発表された(公式サイトの公演詳細はこちら)。今年の公演は出産で出演しなかったので、1年ぶりにMONOに出演する。
まだ内容についてなど知らないので、公式サイトに加え、主催の土田さんのnoteのデマゴギージャズについての投稿や、ステージナタリーの記事(明治初期と現代を行き来しながら“デマ”の正体に迫る、MONO次回作「デマゴギージャズ」)などを読んで想像を膨らませているところだ。
出産後の稽古参加
MONOの本拠地は京都なので、稽古も京都で行われる。関西に住んでいないメンバーは、稽古期間中に京都に移り住む。私もその中の一人だ。
今回の出演にあたって、どれくらい稽古に参加できるかという点が最も悩ましい問題だった。土田さんや制作の垣脇さんと出演についての話し合いをしたのが出産前だったので、そもそも子がいる生活がどのようなものになるのか皆目検討がついていなかったのだ。
どれくらい検討が付いていなかったかというと、こんな話しがある。
出演についての話し合いの最中、土田さんから「知識がなくてごめんね。その頃の赤ちゃんはお乳を飲むの?」と質問をされた。私は元気よく「その頃は9ヶ月ごろなんですけど、調べたら離乳食って書いてありました! 乳離れしてます!」と答えた。もちろん、そんなはずはない。
生後9ヶ月の赤ちゃんは、離乳食後期に差し掛かるが、ミルクもまだ1日5回は飲む。『離乳食』の意味を完全に間違えて理解していたことに、当時は気付いていなかった。
育休取得と家族のサポート
夫と何度も話し合った結果、稽古から第千穐楽までの約3ヶ月間、育休を取ってくれることになった。家族全員で京都に移り住み、初日から稽古に参加できるようになったのだ。
男性の育休取得が広まりつつあるが、実際に職場で取得できるかどうかは企業の方針や状況によることもある。夫は仕事が大好きなタイプで、3ヶ月間も休むとなると多くの仕事を後回しにしなければならなかったはずだ。それでも、私の舞台を全力でサポートしてくれることに、心から感謝している。
これからの意気込み
子にも感謝している。前例のないことなので、劇団のみんなからも大きなサポートを受けることになるだろう。支えてくれるすべての人たちに感謝し、全力で頑張るしかないという気持ちでいっぱいだ。
稽古が待ちきれない。どんな作品になるのか、本当に楽しみで仕方がない。
最後に
現在、大阪・東京公演のチケットのMONO先行販売が始まっています。ぜひ公式サイトで詳細をご確認の上、チケット購入をご検討ください。