6月9日-6月15日 日記
6月9日(日)雨
遠くに住む妹が実家に帰省したので子を連れて会いに行く。「お姉ちゃんが子どもを抱いて登場するなんて信じられない」と言われた。私自身まだ夢見心地なので当然だろう。近況などを聞く。元気そうな顔を見られて良かった。
6月10日(月)曇り
出版社から届いた絵本の目録を読みながら、次は何を買おうかなと夢を広げる。子に絵本を読む時間が本当に楽しい。自分が遊んでもらっている感覚だ。
6月11日(火)晴れ
今日は珍しく子が1日を通してぐずっていた。どんどん成長している証拠だなと愛おしくなると同時に、先週のワクチン接種の際、
腸重積症*の症状に注意する必要がある。摂取後(特に1週間)以下の症状が一つでもみられた場合は速やかに医師の診察を受けること。
腸重積症の症状
泣いたり不機嫌になったりを繰り返す
ぐったりして顔色が悪くなる
嘔吐を繰り返す
血便が出る
……と聞いていたので、心配性の自分が、「これって腸重積の症状なのかな?」と心配しだす。
が、もう一人の自分が、「腸がどうにかなってたらめちゃくちゃ痛いだろ。痛がってる泣き方じゃないじゃん。大丈夫だよ」とも思う。
それに心配性の自分が「それって正常性バイアスってやつなんじゃないの?」と心配して……と、いつもの問答がはじまる。子が産まれてから、すっかり心配する生き物になった。
6月12日(水)晴れ
ふと思い立ってミルクの量を増やしてみると、昨日ほどはぐずらなかった。お腹が空いて泣いていたのだろうか。なのに昨日はずっと抱っこであやされて……ごめんなぁと謝ると、きょとんとした顔で見上げられた。あまりに無垢な瞳。
6月13日(木)曇り
ベビーカーで散歩をしていると、子の足に蚊が止まっていて大きな声を出してしまった。払い除けても周りを飛ぶので仕留めると血がついた。子の血を吸われてしまったのだろうか。だとしたらマジで許せねぇ。腫れてないけれど、どこを刺されたのだろうか? 痒がったらどうすればいい? 赤子にポイズンリムーバーは使っていいのか? オニヤンマくんは効果あるのか?
不安になりながらも夫と待ち合わせると、蚊を5匹ほど引き連れていて笑ってしまった。赤子より狙われる成人男性。強力な蚊よけになってくれるかもしれない。
6月14日(金)晴れ
すっかり夏の陽気だ。冷房を入れる。これまでは猛暑になるまで扇風機で凌いでいたが、今年から赤子がいるので躊躇せず入れる誓いを立てた。
今日で絵本の読み聞かせが累計200回になった。アプリで管理をしていて入力のし忘れがままあって正確ではないが、まとまった数字になると達成感がある。楽しんでいたらあっという間なので、これからも趣味として子に付き合ってもらおうと思う。
6月15日(土)晴れ
ベビーマッサージの教室を夫と共に受講する。手遊びを交えながらの触れ合いはとても楽しかった。
その後、大好きなカフェに寄るとテラス席が空いていたので急遽食事をすることにする。
出産前、英気を養う為にこのカフェのケーキを食べたらその数時間後に陣痛が来たのは笑い話だ。子がぐっすり眠ってくれていたので、そんなことも話しながらゆっくり食べることができた。感謝。
産後、初めて子を連れてこんなに外出をした。とても充実していた。子の様子を見ながら少しずつ外出の時間を伸ばしていきたい。まだ外出先での授乳はどうしたら良いのか、オムツを替えたくなったらどこに行けば良いのかなどよく分かっていないのだけれど。